記憶のかけら

探し物はありますか…

怖いの定義 (追記あり)

私が怖いと思っている本を

ちびっ子に読んでみ?って渡したので

後日感想を聞くも
普通じゃね?

なんともあっさり返された…

もともと
情緒というものを
理解する能力に
乏しい子ではあるけれど

なんなんだろう

もしかしたら
怖さの定義?が違うのかなと…

私にとって怖いものって

深夜の部屋の隅 とか
柱のきしみ とか
黄昏の四ツ辻 とか

想像を掻き立てるシチュエーション
だったりするんだけど

ちびっ子はどうやら違うらしい

もっと直情的な怖さしか感じないようだ

彼が持っている資質自体も

関係あるんだろうけど

現代で

そういうものが持っている

くらいもの

というものを感じることが

無くなっているようにも感じる

世の中が明るくなり過ぎたから?(笑)

昔はもっと世界が暗かった気がする

町のどこかにあった

空き地や空家

無駄な空間

そういうものが

いろんな想像力を

かきたてたと思うんだけどね

今は

たいてい

家の中でゲームとか

街にでても

明るい場所がいっぱいで

怖がりなくせに

ちょっとさびしかったりする

自分がいる